今野朝彩 (KONNO Tomoaya)
世界が様変わりした4年間(2025年1月20日)
2021年1月、トランプ政権の最後にワシントンで起きた騒動を、私は現地にいた人の動画配信で、しかも複数の配信を一度に、リアルタイムで見ていた。議事堂へ向かう群集に対し、警備が侵入を阻むのではなく、招き入れているような様子も見ていた。人が撃たれて死んだ状況も即座に知ることができた。この騒ぎはトランプを嵌める謀略だと思った。
後日、トランプがついにホワイトハウスを去る様子や、バイデンが宣誓を行う姿も、日本では深夜だったが、リアルタイムで見ていた。理念や実力だけでなく、出した結果にも公正な評価とは正反対の評判を徹底的に流布され続けたトランプ氏。メディアを操れば、巨大資本には何でもできてしまう。大統領すら、ホワイトハウスから追い出すことができる。その現実を、自分の目で見ておきたかった。
宣誓式は、実に気味の悪いものだった。あのハンターまで、何事もなかったかのようにそこに居た。お仲間の歌手が下手な国歌を歌っていた。副大統領だという頭の悪そうな女は、宣誓を終えると子供のように喜んで見せた。大手メディアの中継では、奇怪な噂の絶えない直近の元大統領3人が並んで登場し、芝居じみた言い回しでワクチンを打てと語る。これらはネットで拾った画像ではなく、私自身の画面キャプチャだ。
この後の4年間で世界は様変わりしたと思う。実に気味の悪い世の中になった。この時の宣誓式のように。
もうすぐアメリカでトランプ政権が復活する。日本にとっては良いことばかりではないだろうが、それでも、私は大きく期待する。良くも悪くも、日本はアメリカの力無しには、どうにも動けないのだから。
早速、すごい仕事ぶり(2025年1月21日)
今回の就任式は生映像ではなくて動画の記録などを見た。
- WHOを脱退
- パリ協定を離脱
- LGBT終了
うわ~。アメリカの人々が羨ましい。
USAIDの件で既にNTTやNHKの名前が出ているようだ。こりゃ日本にも飛び火するね。というか、してくれなきゃ困るw。
アメリカから世界的な革命が始まったと言えるような状況なのだが、日本のメディアは何も報道していないらしい。そして、私が目にする人々は今日もマスク姿。本当に、いまだに、何も知らないのだろう。遠くからまた救急車のサイレンが聞こえる。(2025年2月7日)
日米首脳会談の記者会見動画を見た。妖怪みたいな男がトランプに褒め殺しにされていた。日本との交渉の話題はほとんどなく、トランプが自身の仕事の内容を語るばかりに見えたが、いや、どうも彼は日本の政治情勢に嫌味を言っているようにも思える。まあ、並んで立っているのは、仕事をしない者と誰よりも仕事をする者だ。会見が終わると、米国大統領は日本国首相に挨拶せず、握手もせず、その顔も見ずに背を向けて去った。(2025年2月8日)
今年に見たり聴いたりして良かったと今思い出せるもの。(2024年12月24日)
DUA LIPA LIVE FROM THE ROYAL ALBERT HALL (2024)
電子楽器の音ではなく、オーケストラと聖歌隊で最新アルバムの全曲を聴かせてくれるライブ盤。曲順も同じ。豪華な演奏に上手い歌が映えてゾクゾクする。元のアルバムを知らないと楽しめないかもしれないが、私は音楽を聴く喜びを実感させてもらった。
ライブは一回限りの公演だったらしく、映像は英米で特別番組としてテレビ放映されたようだ。ネットでも公式の動画が断片的に見られる。が、私は視覚からの情報と切り離して音楽に接したい人なので、そっちの方はチラ見で終わり。
宮崎駿と青サギと… ~「君たちはどう生きるか」への道~ (2024)
優れた作品とは、魔法の杖を振る天才がお手軽に作り出したものではない。誰もと同じ日常を送る人間が、悩み抜き、悶え苦しみ、協力者たちとの葛藤の末に、渾身の力をもって絞り出し、何とかようやく産み出したものなのだ。
宮崎さんも歳をとった。小学生の時からリアルタイムで宮崎作品を見て来られた私は、その姿を見て、自分が過ごした時間と自分に残された時間を意識する。人は死に、形あるものは崩れ、後に残るのは、創られた作品だけだ。
チェルノブイリ ーCHERNOBYLー (2019)
時代が進んでも、場所が違っても、人というものは、あるいは社会というものは、変わらない。厳しい光景を目の当たりにしてもなお、深刻な事故など起きていないと言い張った者たちは、単純に噓をついていたとか、保身のためにトボけ続けた、ということではない。ソビエト連邦の政治体制のせいでもない。もちろん、それらの要素もあるだろう。しかし、核心はもっと人間の根源的な性質だと思える。
一つは、個人の認知自体が、周囲の状況や社会の趨勢に大きく歪められ、しばしば間違うこと。もう一つは、個人の集合である社会を動かすのは、事実の集積ではなく、事実らしく見えることで組み立てられた「物語」であること。しかし、物語は事実とは違う。短略的に言えば、それは「嘘」である。
私はこのドラマを現在進行中の事象と大いに重ね合わせて解釈した。新型コロナワクチンのことだ。日本ではこの期に及んでも安全とされ、推奨され、人々は現実の深刻さを認識すらしていない。だから私は思うのだ。人も社会も変わらない、と。
アルプスの少女ハイジ (1974)
子供の時にテレビで見ていたものだが、どういうわけか見返したくなり、時間があるときに少しずつだったが、第一話から最終の第五十二話まで、通して熱心に全部見てしまった。実に良い。同じ原作から実写で作られた海外の映画や連続ドラマをいくつか見たことはあるが、この古典アニメ版が一番いい。
クローバー畑のアマガエル。
4月末に種を蒔いた。5月初旬に多くが発芽し、その後2か月で一面が濃く深い緑になった。花はまだ咲かない。
(2024年7月6日)
私がtwitter(X)をいじり始めて15年だそうです。
しかし酷い世の中になったものだ。
ということが分かるのは、コレに依るところが大きい。
今のところは、まだ使える。
(2024年3月29日)
↓ 最近はこの辺の知識を習得中です。
(2024年3月29日)
ダーウィンが最晩年を過ごした「ダウンハウス」。今とは違う、改装前の姿。
30年近く前に一人でヨーロッパを旅行していた私が、庭園の芝に腰を下ろし、実物を見ながら描いた水彩。
自分でも忘れかけていたような古い絵だが、こんな世の中になってから見返すと
これは私自身を非常によく表していると感じる。(2023年9月20日)
当時の私が傾倒したのは、地質学、古生物学、動物行動学、進化生物学。
そして社会生物学の考え方は、私が人間を見る時の基本的な態度となった。(2023年10月29日)
「ひと」を、「人」というより、「ヒト(=生物の種としての存在)」と捉えるのだ。
我々が持つ様々な欲求の根源は、生物としての本能のようなものだ。
喜びや怒りの感情、愛と憎しみ、協働と背信、崇拝と服従、好奇心、虚栄心などは
社会をつくる動物たちの世界に、人間と同じものを観察することができる。
人間らしさを表すと思われる、道徳観や美意識といったものさえ
生物の社会の論理で説明することができる。
「人間」とは、「人の社会」という以前に、「ヒトの社会」なのだ。(2023年11月30日)
つづく
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